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ヒストリー2-2 原始時代:格ゲーの曙~ストリートファイターの悲劇

前回までのあらすじ
 エーックス・・・
彗星のごとく現れた格ゲーの原点ストリートファイター、うなる大型筐体、躍動するキャラクター、これは、歴史上初めての格ゲーに立ち合った男の物語である。

♪かぜのなかのすーばるー♪ ゲフンゲフン


理由1:プレイスタイルが体感ゲーム
 その特異なゲームシステム・筐体から周囲の殆どの人はストリートファイターを「体感ゲーム」として受け止めました。また、ミットを叩いてパンチ力を競うゲーム「パンチングマシーン」を連想した人も多かったと思います。つまりほぼ全員が「思いっきりボタンを叩く=強攻撃を出す」事に集中してしまっていたのです。
sb

レバーで位置調整やしゃがみ・ジャンプ→可能な限り強くボタンを叩く!攻撃が当たったら再度レバーで位置調整やしゃがみ・ジャンプ→可能な限り強くボタンを叩く!
この繰り返しです。まだ「格ゲー」というものがこの世に存在しなかったので仕方が無いと言えばそれまでなのですが、当時は「弱攻撃でけん制、相手の素早い技を止める」「硬化やスカしに強攻撃を当てる」という発想が無くひたすら強攻撃・強攻撃・強攻撃…バーチャでいうとP+KとK+Gのみでゲームをするようなものですから当然先には進めません。
 特に4面イギリスステージの1人目「バーディ」は攻撃力が高く、強烈な突進技を主体に戦ってくるので「マグレ」以外で勝つのは難しく、2人目のイーグルに至ってはほぼ不可能でした。
 また、上記プレイスタイルのため分厚いゴムで出来たボタンは稼動後1ヶ月ほどで穴が開いてボロボロ。ボタンの中に空気ポンプがあり、これが押される強さで強弱を測っていたようなのですが、故障が多く店員さんにも不評であったようです。これ以上筐体が痛んではかなわん、とゲーセン側に判断されたのか難易度が大幅に下げられ、中攻撃→中攻撃→中攻撃…でそこそこ進めてしまう典型的な駄ゲーと化してしまいました。


理由2:強すぎる必殺技
 このゲームには体感型のボタンの他にもう一つ、大きなフィーチャーがありました。格闘ゲームを象徴する2つの必殺技。言うまでも無くジャイスイと鉄山靠…、ではなく波動拳・昇竜拳の事です。
 236、263のどんな格ゲーにも存在するコマンド、現在でも「波動」「昇竜」(用例:Q.ジジィのチョウワンってどうやって出すの? A.6杯以上飲んで波動Pだよ)と呼ばれる格ゲー界の無形財産はこのゲームで生まれました。発売当初からインストカードにイラスト入りでその存在は明示されているものの、出し方は書かれておらず、この2つの必殺技の出し方を探せ!というのがこのゲームのもう一つの目的とされていたのです。
poppu


 これはまさにジャッキー映画の「特訓」を彷彿させます、仇に返り討ちにあい失意の中赤鼻の師匠の特訓を受け必殺技を会得する。なんと盛り上がる展開でしょう!常連の皆も敵キャラの攻略もそこそこに血眼になって出し方を探すものの、格ゲーのコマンド入力そのものがこの世に存在しない時代です

・PKボタンを同時に強く叩く(ボタンの大きさと間隔の関係で一人では無理)
・特定の条件(ボーナスステージでパーフェクト、体力が一定値以下)をクリアする
・ラウンド開始前からボタンを押しっぱなしにする

などなど今からみると滑稽極まりないと思われますが皆で蛇行しながら全力疾走、が、あっさり店員さんがコマンドをネタバラシしてしまいます(納品時にメーカの人から波動拳の出し方だけは説明を受けていた模様です)。
出し方が分かってしまえばこの必殺技、ますますゲームの魅力を損なうものになっていました
3発当てれば勝ってしまう
という爆発的なダメージと下げられた難易度故に最終面のアドン・サガット以外が完全に作業になってしまうのです。波動拳→波動拳→波動拳で最終面まで行けてしまうゲーム、この時点で残念ながら常連からは完全に「派手なクソゲー」の烙印をおされてしまいました。


理由3:悲劇のテーブル筐体
 高すぎる維持コストと体力的に連コが難しく(ただでさえ体力の無いゲーマーが全力でボタンを叩いていたので3プレイ以上の連コは事実上不可能でした、手も痛いし) 上がらないインカムに業を煮やしたのかゲーセン側は入荷後3ヶ月ほどで場所を取るスタンドタイプの大型筐体から普通のテーブル筐体にゲームを移してしまいます。私を含めそれを見た常連の反応はことごとく
「( ´,_ゝ`)プッ」
というものでした、2ボタンが主流の時代のコンパネに醜く押し込められた6個のボタン、同じ値段で体感型からテーブル型になったゲームに誰が興味を示すでしょうか?
残念ながら誰もいませんでした、ほどなく6ボタンのストリートファイターは50円コーナーに移され、ほどなく姿を消します。

格闘ゲームの文法が確立する前に登場した元祖格ゲー、ストリートファイターは格闘ゲームというものをほぼ完成しながらもゲーマーの理解を得ることが出来ず一旦姿を消します。もちろんその悲劇の最大の理由は男性プレイヤーの萌え燃えを刺激する

・女性キャラがいなかったこと

であることは間違いないと思われます。異論は認めません。

続きます(←まだやるの??)

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非公開コメント

ようやく見つけましたよ。
なんでブログはじめたこと教えてくれなかったんですか;;

スト2くらいから私も解ります。すごい時代があったんですね。

なんでしょう・・・
丸投げさんのブログでゲームの歴史まで分かるとは・・・

>面白山氏
「ブログ始めました、読んでね♪」と言うのが恥ずかしかったからです。

>華さん
昨日はお疲れ様でした。

歴史ネタはバーチャブログだと内容的に負けてしまうので側面から攻めることにしましたw
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